珍しい血液型ランキング2026|日本人の割合と稀血の種類、輸血の仕組みまで徹底解説
「AB型Rhマイナスは珍しい」「Rhマイナスの人は日本人に少ない」という話を聞いたことはないだろうか。しかし、血液型の世界には、一般的なABO式やRh式だけでは説明できない、さらに希少なタイプが存在する。ボンベイ型、cisAB型、Jr(a−)型、Di(b−)型、Fy(a−)型、そしてRhnull型など、医学的にも重要な血液型は数多い。 (あわせて読みたい:市川美織の現在は?2026年のテレビ出演・舞台・新アイドル活動を徹底解説)
2026年10月現在、日本赤十字社や日本輸血・細胞治療学会が公表している情報を整理すると、珍しい血液型の判断には単純な人口比率だけでなく、赤血球に存在する抗原の種類や輸血用血液の確保の難しさが関係している。日本人の血液型の割合、Rhマイナスの出現率、稀血の定義から、代表的な珍しい血液型の特徴、遺伝の仕組み、献血登録と保存方法まで、医学的な背景を含めて詳しく解説する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:日本人のABO血液型はA型約40%、O型約30%、B型約20%、AB型約10%。Rhマイナスは約0.5%。
- 要点2:稀血とは、一般に出現頻度がおおむね1%以下で、輸血時に適合する血液を確保しにくい血液型を指す。
- 要点3:ボンベイ型やRhnull型などは通常の血液型分類では把握できない特徴があり、赤十字の献血者登録や凍結保存が輸血体制を支えている。
【まず押さえたい】珍しい血液型とは?稀血の定義と一般的な血液型との違い
珍しい血液型を理解するには、まず「血液型」と「稀血(まれけつ)」の違いを知る必要がある。
一般的に知られているA型・B型・O型・AB型は、ABO血液型という分類に属する。一方、Rhプラス・マイナスはRh血液型のD抗原の有無による分類だ。
しかし、赤血球の表面には、これら以外にも数多くの血液型抗原が存在している。輸血医学では、Duffy(ダフィー)、Diego(ディエゴ)、Kidd(キッド)、Kell(ケル)など、複数の血液型システムが調べられる。
稀血の医学的な定義は「おおむね1%以下」
日本赤十字社や日本輸血・細胞治療学会による一般向けの説明では、稀血は出現頻度がおおむね1%以下の血液型とされている。
ただし、単に人数が少ないというだけではない。重要なのは、患者が特定の赤血球抗原に対する抗体を持っている場合、その抗原を持たない適合血液をどれだけ確保しやすいかという点だ。
例えば、ある血液型の人が少なくても、輸血に必要な血液を十分に確保できる体制があれば、臨床上の供給問題は小さくなる。逆に、人口比率だけを見ると比較的多く見えるタイプでも、特定の抗体を持つ患者に適合する血液が見つかりにくい場合がある。
つまり、稀血は人口比率と輸血の実務を組み合わせて理解する必要がある。
珍しい血液型と一般的な血液型は分類の階層が違う
AB型Rhマイナスは、ABO型とRh型を組み合わせた呼び方である。一方、Jr(a−)やDi(b−)は、それぞれ別の血液型システムに属する抗原の有無を表している。
そのため、AB型RhマイナスとJr(a−)を単純に同じ分類として比較することはできない。複数の血液型抗原が組み合わさることもあり、個人の血液型はABOの4種類だけでは完全に表現できないのである。

【日本人の血液型の割合】RhマイナスとAB型Rhマイナスはどれくらい珍しい?
日本人における一般的なABO血液型の割合は、日本赤十字社や日本輸血・細胞治療学会が示す近似値を基準にすると、A型が約40%、O型が約30%、B型が約20%、AB型が約10%となる。
この割合は全国民を対象に毎年実施する統計調査の確定値ではなく、国内で広く用いられている目安である。
日本人の血液型の割合一覧
- A型:約40%(約10人に4人)
- O型:約30%(約10人に3人)
- B型:約20%(約10人に2人)
- AB型:約10%(約10人に1人)
この数字を見ると、AB型は4種類の中では最も少ない。しかし、AB型だからといって医学的に稀血に分類されるわけではない。
Rhマイナスの日本人における割合は約0.5%
Rh血液型で重要なのがD抗原である。赤血球にD抗原が存在すればRhプラス、存在しなければRhマイナスと判定される。
日本人のRhマイナスの割合は約0.5%、つまりおよそ200人に1人とされる。
日本赤十字社の説明では、白人のRhマイナスの割合は約15%とされ、日本人とは大きな違いがある。Rhマイナスの頻度には集団の遺伝的背景による差があるのだ。
AB型Rhマイナスは約2,000人に1人
AB型の割合を10%、Rhマイナスの割合を0.5%とすると、両方に該当する人の割合は次のように計算できる。
10% × 0.5% = 0.05%
つまり、AB型Rhマイナスは約2,000人に1人という計算になる。
兵庫県赤十字血液センターも、AB型が約10人に1人、Rhマイナスが約200人に1人という目安から、AB型Rhマイナスを約2,000人に1人と説明している。
ただし、この数字はそれぞれの割合を掛け合わせた概算であり、個々の血液型の遺伝的な組み合わせをすべて調査した確定値ではない。
Rhマイナスなのに稀血として扱われない場合がある理由
ここで知っておきたいのが、Rhマイナスと稀血の分類は必ずしも一致しないことだ。
茨城県赤十字血液センターは、Rhマイナスを約200人に1人と説明する一方、献血者全員の検査で確認できるため、通常の輸血で血液の確保が難しくなるケースは少なく、同センターの稀血の分類には含めていないと説明している。
つまり、出現頻度が低いことと、医療現場で血液を確保できないことは別問題なのである。
【珍しい血液型ランキング2026】ボンベイ型からJr(a−)型まで特徴と出現頻度を比較
珍しい血液型を比較するうえで参考になるのが、兵庫県赤十字血液センターが公表している出現頻度だ。日本人における代表的な稀血の目安を整理すると、次のようになる。
日本人における珍しい血液型の比較一覧
| 血液型・分類 | 出現頻度の目安 | 特徴・関係する抗原 |
|---|---|---|
| Fy(a−)型 | 約1/100 | Duffy系のa抗原が陰性 |
| Di(b−)型 | 約1/500 | Diego系のb抗原が陰性 |
| AB型Rhマイナス | 約1/2,000 | ABO型とRhD陰性の組み合わせ |
| Jr(a−)型 | 約1/3,000 | 高頻度抗原Jr(a)が陰性 |
| ボンベイ型(Oh) | 極めてまれ | H抗原を持たず、抗H抗体を持つ |
| cisAB型 | 一定の全国共通頻度は示されていない | A・B遺伝子が同一染色体上に存在するABO亜型 |
| Rhnull型 | 極めてまれ | Rh血液型システムの抗原をすべて欠く |
この表は、国内の公開資料に掲載された数値をもとにした比較であり、すべての血液型を希少度順に並べた絶対的なランキングではない。特にボンベイ型やRhnull型は、国内で統一された出現頻度を示すことが難しい。
1位相当:Fy(a−)型は約100人に1人
Fy(a−)型は、Duffy血液型システムに属するa抗原を持たないタイプである。
兵庫県赤十字血液センターの公表値では、出現頻度は約1%。今回取り上げる代表的な稀血の中では比較的頻度が高い部類に入る。
ただし、頻度が約1%だからといって輸血の問題が小さいとは限らない。患者がFy(a)抗原に対する抗体を持っている場合には、適合する血液を選ぶ必要がある。
2位相当:Di(b−)型は約500人に1人
Di(b−)型は、Diego血液型システムのb抗原を欠く血液型である。
日本人では約500人に1人という目安が兵庫県赤十字血液センターから公表されている。
Diego血液型は、赤血球膜に存在するバンド3タンパク質に関係する血液型システムで、輸血や妊娠に関連する適合性の確認で重要になることがある。
3位相当:Jr(a−)型は約3,000人に1人
Jr(a−)型は、Jr(a)という高頻度抗原を持たない血液型である。
一般社団法人日本輸血・細胞治療学会の学術誌に掲載された2018年の研究では、北関東地域の献血者40万人を調査し、Jr(a−)型が238人確認された。
全体の頻度は0.060%、約1,667人に1人だった。
一方、兵庫県赤十字血液センターの公表値は約3,000人に1人となっている。調査対象や検査方法、集計時期などが異なるため、数値には差がある。どちらか一方を日本全国の絶対値として扱うことはできない。
同研究では、抗Jr(a)抗体が確認された献血者35人全員が女性だったことも報告されている。研究者らは妊娠や出産に伴う免疫反応との関係を示唆している。
数字で順位を決められないボンベイ型とRhnull型
ボンベイ型やRhnull型は、通常のABO・RhD分類からは想像しにくい特徴を持つ。日本赤十字社が紹介する稀血の中でも、極めて希少なタイプに位置付けられている。
ただし、これらについては国内の統一された出現頻度が示されていないため、何人に1人という数字を無理に当てはめることはできない。

【なぜ少ない?】ボンベイ型・cisAB型・Rhnull型の遺伝的な特徴
珍しい血液型が少ない背景には、遺伝子の違いと集団ごとの遺伝的な特徴がある。血液型は生活習慣や食事によって変化するものではなく、基本的には親から受け継ぐ遺伝的な情報によって決まる。
ボンベイ型:O型に見えても通常のO型とは異なる
ボンベイ型は、1952年にインドのボンベイ(現在のムンバイ)で報告されたことに由来する血液型で、Oh型とも呼ばれる。
通常のABO血液型では、赤血球上にH抗原という物質が存在し、そのH抗原を土台としてA抗原やB抗原が形成される。
ところが、ボンベイ型では遺伝的な要因によってH抗原が形成されない。その結果、A抗原もB抗原も赤血球上に現れない。
血液検査では通常のO型に似た反応を示すことがあるが、決定的な違いは抗H抗体を持つことだ。
通常のO型の赤血球にはH抗原が存在する。そのため、ボンベイ型の患者に通常のO型血液を輸血すると、抗H抗体が反応して重い溶血性輸血副反応を起こす危険がある。
原則として、ボンベイ型の患者には同じボンベイ型の適合血液が必要となる。
なお、H抗原の発現が完全に欠如する典型的なボンベイ型とは別に、H抗原の発現の仕方が異なるpara-Bombay型も存在する。両者は検査上の特徴や輸血対応が異なるため、専門的な血液型検査が必要になる。
cisAB型:AとBの遺伝子が同じ染色体に存在する
cisAB型は、ABO血液型の珍しい亜型の一つである。
通常のAB型では、A遺伝子とB遺伝子がそれぞれ別の染色体に存在する。一方、cisAB型では、AとBの遺伝子が同一染色体上に存在する。
この違いは、親から子へ血液型が受け継がれる際に特徴的な現象を生む。
兵庫県赤十字血液センターも、cisAB型の場合、片親がAB型でありながらO型の子が生まれたり、O型の親からAB型の子が生まれたりする組み合わせがあると説明している。
一般的な血液型の遺伝表だけを見ていると、説明できないように感じるケースだ。
日本輸血・細胞治療学会誌に2020年に掲載された北海道大学病院の症例報告では、新生児のcisAB型について、通常の血液型検査だけではB抗原が検出されにくい場合があることが報告された。
その症例では、ABO遺伝子タイピングによってcisAB型が確認され、成長に伴って赤血球上の抗原量にも変化が見られた。
血液型の判定が通常の検査だけでは難しい場合、遺伝子検査や追加の血清学的検査が役立つことを示す事例である。
なお、cisAB型という結果だけで親子関係を判断することはできない。血液型の遺伝には亜型や遺伝子の組み合わせが関係するため、疑問がある場合は専門機関による検査が必要となる。 (あわせて読みたい:【松島聡が大学進学しなかった理由】芸能活動と学びたい気持ちの両立)
Rhnull型:Rh抗原をすべて欠く極めて珍しい血液型
Rhnull型は、一般的なRhマイナスとはまったく異なる特徴を持つ。
Rhマイナスは、Rh血液型システムのうちD抗原が存在しない状態を指す。それに対してRhnull型では、赤血球上のRh血液型システムに属する抗原がすべて欠如している。
米国国立衛生研究所(NIH)の遺伝学関連データベースでは、Rhnull型について、RHAG遺伝子やRh遺伝子座に関係する異なる遺伝的機序が説明されている。
Rh抗原に関係するタンパク質は赤血球膜の構造維持にも関与するため、Rhnull型では赤血球の形態や寿命に異常が生じ、軽度から中等度の溶血性貧血を伴う場合がある。
また、Rhnull型の人がRh抗原に対する抗体を作った場合、通常の血液では適合しにくく、同じRhnull型の血液が必要になることがある。
海外では「ゴールデンブラッド」という呼び名で紹介されることもあるが、これは医学的な正式名称ではない。単にRhマイナスを意味する言葉でもない。
【珍しい血液型の輸血の仕組み】なぜ適合する血液を探すのが難しい?
珍しい血液型の問題が深刻になるのは、輸血が必要になったときだ。
輸血は、血液型が同じであれば必ず安全という単純な仕組みではない。赤血球表面の抗原と、患者の血液中に存在する抗体の組み合わせを確認する必要がある。
抗原と抗体の組み合わせが輸血の安全性を左右する
例えば、A型の人の血清には、通常、B抗原に反応する抗B抗体が存在する。
その人にB型の赤血球を輸血すると、抗B抗体が輸血された赤血球を攻撃し、溶血などの重い副反応を引き起こす可能性がある。
このため、ABO血液型を合わせることが輸血の基本となる。RhD陰性の患者には、原則として同じABO型でRhD陰性の血液を選ぶ。
さらに、ABOやRhD以外の抗原についても適合性を調べる必要がある。
不規則抗体検査と交差適合試験
輸血前には、患者の血液に不規則抗体が存在するかどうかを調べる。
不規則抗体とは、ABO血液型の規則的な抗体とは別に、特定の赤血球抗原に対して作られる抗体のことだ。
妊娠や過去の輸血などをきっかけに作られることがあり、Jr(a−)型などの高頻度抗原に関係する抗体も輸血時の重要な確認対象となる。
日本赤十字社が説明する輸血前の検査では、患者の血液と輸血用血液製剤の適合性を確認する交差適合試験も実施される。
つまり、血液型が同じという情報だけで輸血が決まるわけではない。患者の抗体と実際に使用する血液の反応まで確認することが重要なのである。
稀血の患者に適合する血液を確保する方法
通常の血液型であれば、献血された血液の中から適合する製剤を探しやすい。しかし、稀血の場合は同じ抗原の特徴を持つ献血者が少ないため、必要な血液をすぐに集められるとは限らない。
そこで、日本赤十字社は複数の方法を組み合わせて対応している。
- 冷凍保存:希少な血液型の赤血球製剤を凍結保存し、必要時に備える。
- 献血者登録:稀血と判明した献血者に登録を依頼し、必要なときに協力を求める。
- 血液センター間の連携:保有する血液製剤や献血者情報を活用して必要な血液を確保する。
- 国際的な協力:国内だけでは確保が難しい場合に備え、国際的な希少血液の協力体制も活用する。
稀血の輸血は、個人の血液型情報だけで解決できる問題ではない。献血者の登録、血液製剤の保管、専門的な検査、医療機関と血液センターの連携によって成り立っている。
【稀血と分かったら】献血登録・凍結保存・日常生活での備え
自分が珍しい血液型だと分かった場合、最も重要なのは医療機関や血液センターと情報を共有することだ。
珍しい血液型だからといって、日常生活に特別な制限が必要になるわけではない。しかし、将来の手術や輸血に備えて、自分の血液型について正確な情報を把握しておく意味は大きい。
稀血の献血者登録はどのように行われる?
日本赤十字社では、献血者の血液検査によって稀血が見つかった場合、その人に登録への協力を依頼する仕組みを設けている。
登録された献血者には、患者が同じ血液型の血液を必要とした際に、献血への協力をお願いする場合がある。
ただし、すべての稀血の人が自動的に登録されるわけではない。検出された血液型や供給体制、献血者の状況などに応じて対応が異なる。
自分の血液型が珍しい可能性を指摘された場合は、担当医や血液センターに、正式な血液型の名称、追加検査の必要性、登録制度の対象になるかを確認するとよい。
稀血の血液はマイナス80℃以下で凍結保存される
日本赤十字社の血液センターが公表する情報によると、確保が難しい稀血の赤血球製剤は、必要時に備えてマイナス80℃以下で凍結保存されることがある。
兵庫県赤十字血液センターの説明では、国の基準による凍結保存期間は10年間とされている。
これは一般的な献血血液をすべて家庭や個人のために保存する制度ではない。血液センターが希少な血液製剤を管理し、輸血が必要になった患者に供給するための仕組みである。
また、凍結保存だけで必要な血液をすべて確保できるわけではない。そのため、登録献血者への協力依頼も並行して行われる。
自分が稀血かもしれないときの確認事項
- 医療機関から伝えられた血液型の正式名称を確認する。
- RhマイナスとRhnullなど、似た呼び方を混同しない。
- 不規則抗体が確認されている場合は、その情報を医療スタッフに伝える。
- 過去の輸血歴や妊娠歴など、輸血に関係する情報を正確に伝える。
- 手術や妊娠・出産を予定している場合は、事前に担当医へ相談する。
- 稀血の献血者登録について、担当の血液センターに確認する。
特に、過去に不規則抗体があると診断された人は、その情報を医療機関に伝えることが大切だ。本人の自己申告だけで輸血用血液が決まるわけではないが、過去の検査結果は適切な血液を選ぶうえで重要な情報となる。
【プロの結論】珍しい血液型は希少度だけでなく輸血への備えで理解する
珍しい血液型を調べる際に、最も誤解しやすいのが「人口に少ない血液型ほど、必ず輸血が難しい」という考え方だ。
実際には、血液型の希少性と輸血の難しさは、必ずしも比例しない。
Rhマイナスは日本人の約0.5%と少ないが、献血者全員の検査によって把握され、一定の供給体制が整えられている。一方、ボンベイ型のように通常のO型血液では代用できないタイプでは、適合血液の確保が非常に難しくなる。
また、Jr(a−)型やDi(b−)型のように、ABO血液型の検査だけでは把握できない抗原の違いも輸血に影響する。
医学的に見ると、珍しい血液型を理解するための判断基準は次の3つに整理できる。
- 出現頻度:その血液型が日本人の中にどれくらい存在するか。
- 抗原と抗体の関係:どの抗原を欠き、どのような抗体が輸血上の問題になるか。
- 血液の確保体制:登録献血者や凍結保存血液によって、必要時に適合血を確保できるか。
この3つを分けて考えれば、単純な珍しさランキングだけでは分からない血液型の本質が見えてくる。
血液型は性格や能力を決めるものではない。医療の現場で重要なのは、赤血球にどの抗原が存在するか、患者の血液にどの抗体が存在するか、そして安全に輸血できる血液を確保できるかという点である。
【血液型珍しい】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本人で一番珍しい血液型は何ですか?
A1:ボンベイ型やRhnull型などは極めて珍しい血液型として知られています。ただし、日本国内で統一された出現頻度が公表されているわけではなく、どちらが最も少ないかを確定的に順位付けすることはできません。
Q2:AB型Rhマイナスは何人に1人ですか?
A2:日本人のAB型を約10%、Rhマイナスを約0.5%とすると、約2,000人に1人という計算になります。日本赤十字社の血液センターも同程度の目安を紹介しています。
Q3:RhマイナスとRhnull型は同じですか?
A3:違います。RhマイナスはD抗原がない状態ですが、Rhnull型はRh血液型システムの抗原をすべて欠く極めて珍しいタイプです。
Q4:ボンベイ型の人はO型の血液を輸血できますか?
A4:通常のO型血液は原則として使用できません。ボンベイ型ではH抗原がなく、抗H抗体を持つため、通常のO型赤血球にも反応する危険があります。同じボンベイ型の適合血液が必要です。
Q5:cisAB型の親からO型の子どもが生まれることはありますか?
A5:あります。cisAB型ではAとBの遺伝子が同一染色体上に存在するため、通常のAB型とは異なる遺伝形式を示すことがあります。血液型の組み合わせだけで親子関係を判断することはできません。
Q6:珍しい血液型だと分かったら、自分の血液を保存できますか?
A6:稀血の血液は、日本赤十字社の血液センターなどで必要に応じて凍結保存される仕組みがあります。個人が自由に自分の血液を保存する制度とは異なります。登録の対象になるかは血液センターに確認してください。
Q7:珍しい血液型の人は必ず献血しなければなりませんか?
A7:必ず献血しなければならないわけではありません。献血者登録は協力をお願いする制度であり、健康状態や献血基準などを確認したうえで参加を判断します。
まとめ:珍しい血液型の正しい知識が将来の輸血を支える
珍しい血液型は、AB型やRhマイナスだけではない。Fy(a−)、Di(b−)、Jr(a−)、ボンベイ型、cisAB型、Rhnull型など、赤血球の抗原や遺伝的な特徴によって、さまざまな種類が存在する。
日本人のRhマイナスは約0.5%、AB型Rhマイナスは約2,000人に1人という目安がある。一方、稀血の定義は単純な人口比率だけではなく、輸血時に適合血液を確保できるかどうかも重要な判断材料となる。
日本赤十字社による献血者登録や凍結保存、医療機関との連携は、こうした希少な血液型の患者を支える重要な仕組みだ。
2026年以降も、血液型検査や遺伝子解析の進歩によって、これまで見つけにくかった血液型の特徴が明らかになる可能性がある。自分の血液型を正確に知り、必要な情報を医療機関と共有すること。そして献血や稀血登録の仕組みを正しく理解することが、安全な輸血医療を支える第一歩となる。
主な参照資料: 日本赤十字社、日本輸血・細胞治療学会、J-STAGE掲載の輸血医学研究、米国国立衛生研究所(NIH)の遺伝学資料。 (あわせて読みたい:【最新情報】加藤清史郎と相棒の関係は?2026年現在の出演状況)
(出典: 血液 型 珍しい(Yahoo!ニュース))