アイススケートペアとは?競技ルール・技・りくりゅう五輪金と2026年日本勢の現在
アイススケートペアは、男女2人が息を合わせ、ジャンプやリフト、スピンなどを組み合わせて演技するフィギュアスケートの競技種目です。シングルにはない豪快なツイストリフトやスロージャンプ、2人の高度な連携が見どころで、技術力だけでなくパートナーとの信頼関係も結果を左右します。 (あわせて読みたい:【炎上とネットの反応】病院への批判は何が問題だったのか?)
2026年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪では、三浦璃来・木原龍一組(りくりゅう)が合計231.24点で優勝。日本勢として初めてペア個人種目のオリンピック金メダルを獲得しました。その後、2人は現役引退を発表。10月には木下グループのスポーツアンバサダーに就任しています。一方、次世代を担う長岡柚奈・森口澄士組も2026年世界選手権で4位に入るなど、日本のペア競技は新たな局面を迎えています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 競技の基本:ペアスケーティングは、ツイストリフトやスロージャンプなど、男女2人が協力して演技する競技。
- 2026年五輪の歴史的快挙:三浦璃来・木原龍一組が231.24点で優勝し、日本初のペア五輪金メダルを獲得。
- 2026年秋の日本勢:りくりゅうは競技引退後にスポーツアンバサダーへ。長岡柚奈・森口澄士組が次世代の中心として期待される。
【アイススケートペアとは】2人で技術と呼吸を競うフィギュアスケートの種目
アイススケートペアとは、男女2人が1組となり、音楽に合わせて氷上で演技するフィギュアスケートの正式競技です。英語では「Pair Skating」と呼ばれ、オリンピックやISU世界フィギュアスケート選手権でも実施されています。
フィギュアスケートには、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスという4つの主要種目があります。このうちペアとアイスダンスは2人で演技するため混同されやすいものの、求められる技術や競技の性格は異なります。
ペア競技ならではの特徴
最大の特徴は、シングルで行うジャンプやスピンに加え、2人で協力して実施する独自の技が採点対象になることです。
- ツイストリフト:男性が女性を空中に投げ上げ、女性が回転して男性にキャッチされる技。
- スロージャンプ:男性の補助を受けて女性がジャンプし、空中で回転して着氷する技。
- ペアリフト:男性が女性を頭上などに持ち上げ、回転や移動を組み合わせる技。
- デススパイラル:女性が低い姿勢で氷上を旋回し、男性が軸となって回転する技。
- ペアスピン:2人が手を取り合い、同じ軸を中心に回転する技。
ただし、ペア競技は難しい技を成功させれば勝てるという単純なものではありません。2人の動きのタイミング、スケーティングの滑らかさ、演技全体の構成、音楽との調和も評価されます。
例えば、女性が高く持ち上げられるリフトでは、男性の力だけでなく、女性自身の姿勢の保持や回転中のバランスも欠かせません。着氷時にわずかな乱れが生じれば、技術点だけでなく演技全体の印象にも影響します。
つまり、ペアスケーティングは個人の能力を2人分足し合わせた競技ではなく、異なる能力を持つ選手が一つの演技を完成させる競技なのです。

【競技ルールと技の種類】ツイストリフトとスロージャンプを見分ける
ペアスケーティングの競技会は、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の2つの演技で構成されます。両方の得点を合計し、最終順位を決定します。
ショートプログラムのルール
ショートプログラムは競技の前半に行われる演技です。2026年10月にISUが公表した競技説明では、演技時間は2分40秒(プラスマイナス10秒)。指定された7つの要素を実施しなければなりません。
ペアのショートプログラムで求められる主な要素は次のとおりです。
- サイド・バイ・サイドのソロジャンプ
- ツイストリフト
- スロージャンプ
- ペアリフト
- デススパイラル
- ペアスピン
- ステップシークエンス
指定要素にはそれぞれ条件があり、選手は決められた技術的な課題をクリアしながら、音楽に合わせたプログラムを完成させます。
フリースケーティングのルール
フリースケーティングは後半に実施される演技で、シニアの演技時間は4分(プラスマイナス10秒)です。ショートプログラムよりも長く、より多彩な技術と表現を披露できます。
2026年シーズンのシニアペアでは、基本的に次の10要素が求められます。
- 異なる種類のペアリフト2つ
- コレオグラフィック・ペアリフト1つ
- ツイストリフト1つ
- 異なる種類のスロージャンプ2つ
- サイド・バイ・サイドのソロジャンプ1つ
- ジャンプコンビネーションまたはジャンプシークエンス1つ
- コレオグラフィック・ペアスピン1つ
- ショートプログラムとは異なるデススパイラル1つ
ショートプログラムが指定要素を正確にこなす能力を試すのに対し、フリースケーティングでは、長い演技の中で技術と表現をどう組み合わせるかが問われます。
ツイストリフトとスロージャンプは何が違う?
初心者が混同しやすいのが、ツイストリフトとスロージャンプです。どちらも女性選手が男性選手の補助を受けて空中に飛び出す技ですが、動作と着氷の仕組みが異なります。
ツイストリフトは、男性が女性を上方向に投げ上げ、女性が空中で回転した後、男性が受け止める技です。空中での回転数や姿勢、キャッチの正確さなどが見どころになります。
一方、スロージャンプは、男性が女性の跳躍を補助し、女性がジャンプを行って自分で着氷する技です。女性の回転能力に加えて、着氷時の安定性が重要になります。
両者の違いは、空中で男性が女性をキャッチするかどうかという点にもあります。演技中にこの違いを意識すると、ペア競技の技を見分けやすくなります。
また、デススパイラルはペアならではの象徴的な技です。男性が片足を軸に回転し、女性が低い姿勢で体を大きく傾けながら氷上を旋回します。2人の距離感とスピード、姿勢の美しさが見どころです。
出典:ISU「Figure Skating Explained: The Programs That Make Up a Competition」(2026年10月21日)。
【ペアとアイスダンスの違い】ジャンプ・リフト・音楽表現が分岐点
ペアスケーティングとアイスダンスは、どちらも2人で滑るフィギュアスケートの種目です。しかし、競技の目的や認められる技には明確な違いがあります。
簡単にいえば、ペアはアクロバティックな技術とスケーティングを組み合わせる競技、アイスダンスはダンスの技術や音楽表現、ステップの精度を重視する競技です。
ペアとアイスダンスの主な違い
- ペア:スロージャンプ、ツイストリフト、頭上へのリフトなどを実施する。
- アイスダンス:ツイズル、ステップシークエンス、ダンススピンなどが中心となる。
- ペア:2人のジャンプや回転の同調に加え、投げ上げや持ち上げの技術も評価される。
- アイスダンス:音楽のリズム、パートナーとの距離感、ステップの正確性や一体感を重視する。
アイスダンスでは大技のジャンプが認められない
最も大きな違いは、ジャンプとリフトのルールです。
ペアでは、シングルのようなジャンプに加えて、スロージャンプやツイストリフトなどの大技が採点対象になります。リフトも男性が女性を頭上まで持ち上げるものが特徴です。
一方、アイスダンスではペアのような投げ上げジャンプや頭上に腕を完全に伸ばすリフトは認められていません。代わりに、ステップやツイズル、音楽に合わせた動作の精度が重視されます。
音楽表現と2人の一体感は両方に必要
ただし、ペアが技術中心で、アイスダンスが芸術中心という単純な分類も正確ではありません。
ISUの説明によると、両種目ともパートナー同士が一体となって滑ることが重要で、振り付けや音楽表現、スケーティング技術も評価されます。
ペアでも、技を成功させるだけでなく、2人の動きが自然につながり、音楽と演技が調和しているかが得点を左右します。
観戦時には、空中技やリフトに注目したいならペア、ステップやリズム、ダンス表現をじっくり楽しみたいならアイスダンスという選び方もおすすめです。
【採点方法と得点の仕組み】基礎点・GOE・演技構成点で決まる
ペアスケーティングの採点には、ISUが定める採点システムが使用されます。単純に難しい技を多く成功させた選手が勝つわけではなく、技の難度と完成度、演技全体の質を総合的に評価します。
得点を構成する3つの要素
競技の得点を理解するには、技術要素点(TES)、演技構成点(PCS)、減点の3つを押さえる必要があります。
1.技術要素点(TES)
ジャンプ、リフト、スピン、ステップなど、個々の技に対して与えられる点数です。技には難度に応じた基礎点が設定され、技術審判団が実施された要素や難度を判定します。 (あわせて読みたい:【芳根京子の2026年最新活動】映画・ドラマ・続編の見どころ)
さらに、各技の出来栄えはGOE(Grade of Execution)で評価されます。GOEはプラス5からマイナス5までの段階で評価され、質の高い演技には加点、乱れのある演技には減点が反映されます。
2.演技構成点(PCS)
演技全体の完成度を評価する点数です。2026年のISU採点説明では、次の3項目が採用されています。
- Composition(構成):技や動作の配置、振り付け、プログラム全体のまとまり。
- Presentation(表現):音楽との調和、表現力、演技への没入感、2人の調和。
- Skating Skills(スケーティング技術):エッジワーク、スピード、バランス、滑らかさ、2人の同調性。
3.減点
転倒や時間違反など、規定に反する行為があった場合には減点が適用されます。例えば、転倒には原則として1回につき1点の減点があります。
最終得点の計算方法
基本的な計算の考え方は次のとおりです。
技術要素点(TES)+演技構成点(PCS)-減点=各プログラムの得点
ショートプログラムとフリースケーティングの得点を合計したものが最終得点です。
例えば、2026年ミラノ・コルティナ五輪で三浦璃来・木原龍一組が獲得したフリーの158.13点は、技術要素点82.73点と演技構成点75.40点の合計です。減点はありませんでした。
この内訳を見ると、技の難度や成功だけでなく、演技全体の完成度も非常に高く評価されたことが分かります。
また、ISUでは技術審判団が技の種類や難度を判定し、ジャッジが出来栄えを評価する仕組みを採用しています。採点の役割が分かれているため、観戦時にTESとPCSを確認すると、どこで得点を伸ばしたのか理解しやすくなります。
出典:ISU「ISU Scoring System」。
【日本の歴代選手と五輪金】りくりゅうはSP5位から逆転した
日本のペア競技は、長い間、欧米やロシア、中国などの強豪国に比べて国際的な実績を積みにくい状況にありました。
ペアは男女それぞれの選手を育成するだけでなく、体格や技術、相性、練習環境などを考慮してパートナーを組む必要があります。さらに、リフトやスロージャンプなどを習得するための専門的な指導環境も欠かせません。
日本のペアスケートを築いてきた歴代選手
日本のペア競技には、オリンピック出場を果たした選手や世界選手権でメダルを獲得した選手がいます。
| 時期 | 選手・ペア | 主な実績と意味 |
|---|---|---|
| 1972年 | 長沢琴枝・長久保裕 | 札幌五輪16位。日本のペア競技のオリンピック出場史を築いた。 |
| 2010~2012年 | 高橋成美・マーヴィン・トラン | 2010年世界ジュニア選手権銀メダル、2012年世界選手権銅メダル。日本ペア初の世界選手権メダルを獲得。 |
| 2018年 | 須崎海羽・木原龍一 | 平昌五輪出場。日本のペア競技を国際舞台につないだ。 |
| 2022年 | 三浦璃来・木原龍一 | 北京五輪個人7位、団体銀メダル。世界選手権銀メダルも獲得。 |
| 2023年 | 三浦璃来・木原龍一 | 日本ペア初の世界選手権優勝。四大陸選手権とGPファイナルも制覇。 |
| 2025年 | 三浦璃来・木原龍一 | 世界選手権で2度目の優勝。国際舞台でトップレベルを維持。 |
| 2026年 | 三浦璃来・木原龍一 | ミラノ・コルティナ五輪で日本初のペア個人種目金メダルを獲得。 |
特に2012年の高橋成美・マーヴィン・トラン組による世界選手権銅メダルは、日本のペア競技にとって重要な転換点でした。ISUの選手紹介でも、日本勢として初めて世界選手権のペアでメダルを獲得した組として記録されています。
その後、三浦・木原組が世界選手権や四大陸選手権、グランプリファイナルで優勝し、日本のペア競技を世界のトップへ押し上げました。
2026年ミラノ・コルティナ五輪で何が起きた?
2026年2月15日から16日に行われたペア個人種目で、三浦璃来・木原龍一組は歴史的な逆転優勝を果たしました。
ショートプログラムでは、リフトのミスが響き、73.11点で5位発進となりました。優勝候補として大会に臨んでいただけに、メダル争いに向けて厳しい位置からのスタートでした。
しかし、翌16日のフリースケーティングで2人は本来の力を発揮します。
映画『グラディエーター』シリーズの音楽を使用したプログラムで、リフトやジャンプなどの技を高い完成度でまとめ、フリー158.13点を獲得。フリー1位となり、ショートプログラムの5位から一気に順位を上げました。
最終結果は次のとおりです。
- ショートプログラム:73.11点・5位
- フリースケーティング:158.13点・1位
- 合計:231.24点・1位
- 2位との差:9.49点
2位はジョージアのアナスタシア・メテルキナ、ルカ・ベルラワ組で221.75点、3位はドイツのミネルバ・ファビエンヌ・ハーゼ、ニキータ・ヴォロディン組で219.09点でした。
この結果により、三浦・木原組は日本勢として初めてペア個人種目の五輪金メダルを獲得しました。日本のフィギュアスケート史に残る快挙です。
なお、2人は個人戦に先立って行われた団体戦でも日本の銀メダル獲得に貢献しています。2022年北京五輪に続く団体銀メダルでした。
ISU公式結果では、フリーの技術要素点が82.73点、演技構成点が75.40点と記録されています。難しい技を成功させるだけでなく、演技全体の質でも高い評価を受けたことが、逆転優勝を支えました。
【2026年最新動向】引退後の三浦・木原と長岡・森口の現在
五輪金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一組は、2026年4月に競技生活からの引退を発表しました。一方、長岡柚奈・森口澄士組は世界選手権で4位に入るなど、日本の次世代を担うペアとして存在感を示しています。
三浦璃来・木原龍一はなぜ引退を発表した?
りくりゅうの引退は、2026年4月にISUからも発表されました。
2人は2019年にペアを結成。2022年北京五輪で個人7位、団体銀メダルを獲得すると、2023年には世界選手権、四大陸選手権、グランプリファイナルを制覇しました。
さらに2025年には世界選手権で2度目の優勝を果たし、2026年には五輪金メダルという最高の結果を残しました。
引退発表では、競技生活を全力でやり切り、悔いはないという思いを示しています。長年にわたる挑戦の集大成として、五輪金メダルを手にした後の決断でした。
なお、2026年2月27日には、日本スケート連盟が2人の世界選手権出場辞退を発表しています。本人たちは、シーズンの最大目標をオリンピックに置いており、金メダル獲得後に心身のコンディションを大会前の状態に戻すことは難しいと判断した旨を説明していました。
その後、4月に競技引退を発表したため、2026年世界選手権には出場していません。
2026年10月、木下グループのスポーツアンバサダーに就任
引退後の2人について注目したいのが、2026年10月2日の木下グループによる公式発表です。
三浦・木原組は同社のスポーツアンバサダーに就任しました。今後は競技者としてではなく、ペアスケートの魅力を広め、次世代の選手を支援する活動にも関わっていくことになります。 (あわせて読みたい:生田斗真の整形疑惑は本当?Jr.時代から2026年の顔の変化と噂の真相を徹底検証)
三浦は、これまでの競技経験を次世代に伝え、日本が世界に誇るペア大国になることを目指して新たな挑戦を続けたいという意向を示しました。
木原も、自身が競技生活で得た経験やペア競技の魅力を多くの人に伝えていく考えを明らかにしています。
「日本が世界に誇るペア大国となることを目指して」
出典:2026年10月2日、木下グループ発表に掲載された三浦璃来のコメント。
この動きは、日本のペア競技にとって大きな意味を持ちます。トップ選手が競技を離れた後も、経験や知識を次世代へ引き継ぐ道筋が生まれたからです。
長岡柚奈・森口澄士は2026年世界選手権で4位
三浦・木原組の引退後、日本のペア競技で注目されるのが長岡柚奈・森口澄士組です。
2人は2023年春にペアを結成。2025年には全日本選手権で優勝し、国際大会でも実績を積み上げてきました。
2026年ミラノ・コルティナ五輪では、ショートプログラムで59.62点を獲得して19位。上位16組が進むフリースケーティングには進出できませんでした。
しかし、同年3月の世界選手権では大きく巻き返します。
- ショートプログラム:69.55点・5位
- フリースケーティング:139.58点・3位
- 合計:209.13点・4位
特にフリーでは139.58点を獲得し、自己ベストを更新しました。世界選手権という大舞台で4位に入ったことは、今後の日本ペアにとって明るい材料です。
ISUの選手紹介によると、2人は2025年春にコーチを変更しています。また、長岡は2026年夏に競技外での事故により脚を骨折したことも記載されています。
2026年11月1日時点で、ISUの2026/27シーズンのグランプリシリーズ出場予定には、長岡・森口組の中国杯とNHK杯が掲載されています。実際の出場状況や今後の競技結果は、ケガからの回復状況と大会ごとの公式発表を確認する必要があります。
2026年の日本ペア競技は世代交代の節目
2026年の日本ペアを取り巻く状況は、単に五輪金メダリストが引退したというだけではありません。
世界選手権で4位に入った長岡・森口組が実績を積み、りくりゅうの2人はアンバサダーとして競技の普及や後進育成に関わる方向へ進んでいます。
一方、ペア競技はパートナーの相性や練習環境、専門的な指導体制が結果に直結する種目です。日本が継続的に世界の上位を目指すには、個々の選手の能力だけでなく、ペアを長期的に育てる仕組みが必要になります。
五輪金メダルを一度獲得することと、次の世代でもメダルを獲得し続けることは別の課題です。2026年は、日本のペア競技が一過性の成功から継続的な強化へ進めるかどうかを占う重要な時期となっています。
【プロの結論】アイススケートペアの本当の見どころは2人の連携にある
アイススケートペアを観戦するとき、最初に目を引くのは豪快なリフトやツイストリフト、空中で回転するスロージャンプでしょう。しかし、競技を深く理解するには、技の難しさだけでなく、2人がどのように演技を完成させているかを見る必要があります。
観戦時に押さえたい3つのポイント
1.技の難度と成功率を確認する
高難度の技には高い基礎点が設定されていますが、失敗すればGOEが下がります。難しい技を選択することと、安定して成功させることのバランスが重要です。
2.2人の動きが一致しているかを見る
サイド・バイ・サイドのジャンプやスピンでは、回転のタイミングや着氷の瞬間がそろっているかに注目してください。わずかなズレも演技の完成度に影響します。
3.ミスの後に立て直せるかを見る
ペアでは、1人のミスがもう1人の動きにも影響することがあります。失敗した後に落ち着いて演技を続け、残りの要素をまとめられるかは重要な評価ポイントです。
りくりゅうの五輪金が日本に残したもの
三浦璃来・木原龍一組が2026年五輪で見せた演技は、ペア競技の難しさと可能性を象徴するものでした。
ショートプログラムで5位になりながら、フリースケーティングで158.13点を獲得して優勝した結果は、技術力だけでなく、プレッシャーの中で演技を立て直す精神的な強さも示しています。
そして、引退後にスポーツアンバサダーとして活動を続けることは、競技の魅力を次の世代へつなぐ新しい役割でもあります。
今後の日本ペアを評価する際には、五輪金メダルという過去の実績だけを見るのではなく、長岡・森口組の国際大会での成長や、国内の育成環境にも目を向けることが大切です。
【アイススケートペア】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:アイススケートのペアとアイスダンスは何が違う?
A1:ペアはツイストリフトやスロージャンプ、頭上へのリフトなどを行う競技です。アイスダンスはジャンプや投げ上げを行わず、ステップ、ツイズル、音楽表現やパートナーとの一体感を重視します。
Q2:ペアスケーティングで最も難しい技は何?
A2:一概に1つに決めることはできませんが、高難度のツイストリフト、スロージャンプ、ペアリフト、デススパイラルなどは高度な技術と連携を必要とします。技の回転数や難度、実施の完成度によって評価が変わります。
Q3:三浦璃来・木原龍一組は2026年五輪で何位だった?
A3:2026年ミラノ・コルティナ五輪のペア個人種目で優勝しました。ショートプログラム5位からフリーで158.13点を獲得し、合計231.24点で日本初のペア五輪金メダルを獲得しています。2人は同年4月に現役引退を発表し、10月には木下グループのスポーツアンバサダーに就任しました。
まとめ:日本のペアスケートは新たな時代へ
アイススケートペアは、ジャンプやリフトなどの高度な技術と、2人の息の合った演技が求められるフィギュアスケートの競技です。ショートプログラムとフリースケーティングの合計得点で順位が決まり、技の難度だけでなく完成度や表現力も評価されます。
2026年ミラノ・コルティナ五輪では、三浦璃来・木原龍一組がショートプログラム5位から逆転し、231.24点で日本初のペア個人種目金メダルを獲得しました。その後の引退発表とスポーツアンバサダー就任は、2人のキャリアが競技の枠を超えて次世代へつながることを示しています。
長岡柚奈・森口澄士組も2026年世界選手権4位という結果を残し、日本のペア競技を引き継ぐ存在として注目されています。
今後の注目点は、りくりゅうが築いた世界トップレベルの実績を、日本の次世代がどこまで引き継げるかです。五輪金メダルを一つの到達点として終わらせず、日本が継続して世界で戦えるペア大国へ成長できるか。その歩みは2026/27シーズン以降の大きな見どころとなります。
主な根拠資料: ISU公式競技規則・大会結果、2026年五輪公式採点記録、日本スケート連盟の2026年2月27日発表、木下グループの2026年10月2日発表、ISU選手プロフィール。 (あわせて読みたい:24時間テレビ歴代パーソナリティ一覧|2003〜2026年の出演者と役割変更を徹底解説) (出典: アイス スケート ペア(Yahoo!ニュース))