【2024年東京都知事選】蓮舫はなぜ128万票を獲得しながら3位に終わったのか?
2024年7月7日に投開票された東京都知事選挙で、蓮舫氏は128万3262票、得票率18.81%で3位となった。 (あわせて読みたい:【手玉にとる人の特徴】恋愛や人間関係で相手を操る人の共通点)
当選したのは現職の小池百合子氏。2位には前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が入り、蓮舫氏は両者に及ばなかった。
東京都選挙管理委員会の開票結果と明治大学の政治学研究によると、主要3候補の結果は次のとおりだ。
| 候補者 | 得票数 | 得票率 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 小池百合子 | 291万8015票 | 42.77% | 当選 |
| 石丸伸二 | 165万8363票 | 24.30% | 2位 |
| 蓮舫 | 128万3262票 | 18.81% | 3位 |
小池百合子氏との差は約163万票
蓮舫氏と小池氏の得票差は163万4753票。石丸氏とも約37万5000票の差があった。
蓮舫氏は立憲民主党を離党し、無所属で立候補した。立憲民主党や日本共産党、社民党などの支援を受け、「反自民・非小池」の立場から都政の刷新を訴えた。
一方、小池氏は現職として2期8年の都政運営実績を持ち、3期目への継続を訴えた。
石丸氏は既存政党の推薦を受けず、インターネットやSNSを活用した選挙戦で支持を広げた。
この構図は、従来型の政党支援を受ける候補と、現職の実績を前面に出す候補、ネットを中心に支持を集める候補の競争でもあった。
石丸伸二氏が蓮舫氏を上回った背景
石丸氏の躍進は、選挙後の政治分析でも大きく取り上げられた。
明治大学政治経済学部の井田正道教授による研究「2024年東京都知事選の分析」では、石丸氏への投票を促した要因として、インターネットなどのニューメディアへの接触が指摘されている。
また、若年層から中年層前半、無党派層で石丸氏の支持が広がったことも、選挙結果を理解するうえで重要なポイントだ。
【落選理由を検証】蓮舫の都知事選で見えた3つの課題
蓮舫氏の落選を単純に「知名度不足」と説明することはできない。20年間にわたって参議院議員を務め、テレビ出演などを通じて高い知名度を持っていたからだ。
選挙後の党内分析や政治学研究からは、主に3つの課題が浮かび上がる。
1.小池都政への批判票を十分に取り込めなかった
蓮舫氏の選挙戦では、小池都政への批判や刷新を求める有権者の支持を集めることが重要だった。
しかし、明治大学の研究では、小池都政に対する評価が蓮舫氏の得票を左右した一方、小池都政に否定的な有権者の票を十分に獲得できなかった点が指摘されている。
小池氏に対する不満があっても、その票がすべて蓮舫氏に向かったわけではない。石丸氏やほかの候補者にも分散した。
つまり、反小池という立場だけでは、幅広い有権者を一つにまとめることが難しかった。
2.無党派層への浸透と政策の訴求
2024年7月25日のテレビ朝日の報道では、立憲民主党の長妻昭氏が党内で敗因分析を進めていると説明した。
その際、党内からは次のような課題が挙げられた。
- 選挙の争点を明確に示せなかったこと
- 無党派層への浸透が十分でなかったこと
- SNSの活用が不十分だったこと
特に無党派層への訴求は、候補者の知名度だけでは解決できない問題だ。
有権者が候補者を選ぶ際には、知名度や過去の実績だけでなく、自分の生活にどのような変化をもたらすのかという具体的な政策も判断材料になる。
3.政党支援の効果と選挙戦略
蓮舫氏は無所属で出馬したものの、立憲民主党や共産党などの支援を受けた。
この支援体制についても、選挙後に議論が起きた。
政党による組織的な支援は、選挙活動を進めるうえで大きな力になる。一方で、特定の政党との連携が、支持層を広げる際にどのような影響を与えたのかは検証が必要だった。
ただし、共産党との連携だけを敗因とする見方には注意が必要だ。
明治大学の研究では、共産党が前面に出たことを主要な敗因とする仮説は、分析結果から支持されなかった。党内でも連携への評価は分かれていたとテレビ朝日が報じている。
つまり、蓮舫氏の落選には、現職の強さ、無党派層への訴求、選挙戦略という複数の要素が関係していた。
【歴代参院選の得票数】2004年から2025年までの推移を比較
蓮舫氏の政治キャリアを理解するには、過去の参議院選挙の得票数も重要だ。
2004年に初当選してから2022年まで、蓮舫氏は東京都選挙区で4回当選している。2025年には比例代表へと選挙区分を変えて5回目の当選を果たした。
蓮舫の選挙結果・得票数一覧
| 年 | 選挙 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2004年 | 第20回参院選・東京 | 92万4643票 | 当選 |
| 2010年 | 第22回参院選・東京 | 171万0730票 | 当選 |
| 2016年 | 第24回参院選・東京 | 112万3145票 | 当選 |
| 2022年 | 第26回参院選・東京 | 67万0339票 | 当選 |
| 2024年 | 東京都知事選 | 128万3262票 | 3位・落選 |
| 2025年 | 第27回参院選・比例 | 33万9311票 | 当選 |
※2025年の得票数は339,311.543票。上記では一般的な報道表記に合わせて整数に丸めている。2004~2022年は東京都選挙区、2025年は全国比例代表の個人名票であり、単純な増減比較はできない。
2010年は171万票を獲得した絶頂期
特に注目したいのが2010年の参議院議員通常選挙だ。 (あわせて読みたい:阪神戦速報はどこで見られる?2026年の試合結果・順位・確認方法を徹底解説)
蓮舫氏は171万0730票を獲得し、東京都選挙区で圧倒的な支持を集めた。
当時は民主党政権下で、行政刷新担当大臣としても活動していた。テレビでの知名度に加え、事業仕分けなどを通じた政治活動が広く知られていた時期でもある。
その後、2016年は112万3145票、2022年は67万0339票と、東京都選挙区での得票数は減少している。
2025年の33万9311票は過去より人気が落ちた証拠なのか?
ここは誤解しやすい部分だ。
2025年の33万9311票は、2022年の67万0339票より少ない。しかし、両者は選挙制度が異なる。
2022年は東京都の有権者が投票する選挙区選挙だったのに対し、2025年は全国の有権者を対象とする比例代表選挙だった。
東京都内の支持だけでなく、全国の有権者から個人名票を獲得する必要がある。
したがって、数字だけを並べて支持が半減したと判断するのは正確ではない。
むしろ、2025年の結果で注目すべきなのは、立憲民主党の比例代表候補者の中で蓮舫氏が最多の個人名票を獲得した点だ。
【国政復帰の経緯】都知事選後の「いったんピリオド」から参院選出馬へ
蓮舫氏の2025年の参院選出馬は、都知事選直後の発言を知っている人にとって意外な展開だった。
2024年7月:国政復帰を否定
都知事選で落選した後、蓮舫氏は2024年7月13日のインスタグラムでのライブ配信において、当面は国政選挙を考えていないと説明した。
都知事選で120万人を超える有権者が自分に投票したことを受け、すぐに国政へ戻ることには違和感があるという趣旨の発言だった。
当時は、都知事選で訴えた政策を実現できなかった悔しさも抱えていた。
2025年3月:参院選擁立の動きが報道される
2025年3月には、立憲民主党が蓮舫氏を参院選比例代表に擁立する方向で調整していると報じられた。
ただし、擁立をめぐっては党内や支援組織との調整が必要だった。
2025年6月24日:比例代表での出馬を正式発表
2025年6月24日、蓮舫氏は立憲民主党から参議院比例代表の公認を受けたことを公表した。
出馬に至った理由については、都知事選後も多くの人の声や政治への思いに触れ、国政の場で実現したい気持ちが強まったと説明している。
また、立憲民主党側は蓮舫氏の知名度を比例代表の得票拡大につなげたい考えだった。
一方、支援組織の連合や参議院側には慎重な意見もあり、公認決定まで調整が続いた。
2025年7月3日:参院選が公示され、国政復帰を目指す
選挙戦では、蓮舫氏は東京都内で第一声を上げた。
神戸新聞の報道によると、本人はこれまで東京都の有権者に選んでもらった経験を踏まえ、今度は日本で暮らす人々のために仕事をしたいという考えを訴えた。
そして7月20日、参議院選挙の投開票で当選が決まった。
都知事選の落選から約1年で、再び国会議員としての活動を始めることになった。
【参議院比例代表の当選の仕組み】33万9311票で当選できた理由
2025年の選挙結果を正しく理解するには、参議院比例代表の仕組みを知っておきたい。
参議院比例代表は、全国を一つの選挙区として扱う選挙制度だ。
現在採用されているのは、非拘束名簿式比例代表制。有権者は政党名、または候補者個人名のどちらかを書いて投票する。
当選者は次のような手順で決まる。
1. 政党名票と候補者個人名票を合算する。
2. 政党ごとの総得票数に応じて、ドント方式で議席数を割り当てる。
3. 各政党に割り当てられた議席数の範囲内で、原則として個人名票の多い候補者から当選する。
なお、特定枠の候補者がいる場合は、特定枠の順位が優先される。
蓮舫氏の当選を数字で見る
2025年の第27回参議院議員通常選挙では、立憲民主党は比例代表で7議席を獲得した。
その中で蓮舫氏の個人名票は339,311.543票。2位の岸真紀子氏の147,648.519票を大きく上回った。
| 候補者 | 個人名票 | 結果 |
|---|---|---|
| 蓮舫 | 339,311.543票 | 当選 |
| 岸真紀子 | 147,648.519票 | 当選 |
| 吉川沙織 | 116,314票 | 当選 |
| 水岡俊一 | 116,142票 | 当選 |
この結果から分かるのは、蓮舫氏の個人名票が立憲民主党の比例代表候補者の中で突出していたことだ。 (あわせて読みたい:元木大介の妻は大神いずみ!2000年の結婚・馴れ初めと息子2人、2026年の夫婦共演を解説)
ただし、33万票だけで独立して議席を獲得したわけではない。政党全体の得票によって7議席が配分されたことも当選の前提となっている。
蓮舫氏の知名度による個人票と、立憲民主党全体の比例票が組み合わさった結果と理解するのが正確だ。
【2026年最新】蓮舫の現在は?参議院議員としての役職と活動
2026年11月現在、蓮舫氏は参議院議員として活動している。
参議院公式の議員プロフィールでは、2025年の当選を含めて当選5回と記載されている。
2026年10月27日現在の公式情報では、所属会派は「立憲民主・無所属」。国土交通委員会の理事を務め、政治改革に関する特別委員会や政治倫理審査会にも所属している。
2026年現在の主なプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 蓮舫(本名:齊藤蓮舫) |
| 生年月日 | 1967年11月28日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 最終学歴 | 青山学院大学法学部卒業 |
| 選挙区 | 参議院比例代表 |
| 当選回数 | 5回 |
| 所属会派 | 立憲民主・無所属 |
| 参議院での主な所属 | 国土交通委員会、政治改革特別委員会、政治倫理審査会 |
立憲民主党での役職
立憲民主党の議員紹介ページでは、蓮舫氏は国土交通部会長として掲載されている。
国会では国土交通委員会の筆頭理事を務めるほか、政治改革に関する特別委員会や政治倫理審査会にも関わっている。
また、参議院公式プロフィールに記載された任期満了日は2031年7月28日となっている。
2026年の蓮舫を評価するうえで注目したい点
2024年の都知事選では、東京都の行政を担う首長を目指した。
2025年の参院選では、全国の有権者から支持を得る比例代表候補として再出発した。
そして2026年は、当選した議員として国会の委員会活動や党内の政策調整に携わっている。
今後の評価では、選挙で獲得した票数だけでなく、国会でどのような政策を提案し、どのような成果を出すのかが重要になる。
【蓮舫の選挙結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:蓮舫は2024年の東京都知事選で何位だった?
2024年7月7日の東京都知事選では128万3262票を獲得し、3位で落選した。当選者は小池百合子氏、2位は石丸伸二氏だった。
Q2:蓮舫は2025年の参院選で何票獲得した?
立憲民主党の比例代表で339,311.543票を獲得した。報道では約33万9311票と表記され、党内の比例候補者で最多得票となった。
Q3:蓮舫はなぜ国政に復帰できた?
2025年6月24日に立憲民主党から比例代表での出馬を正式発表し、7月20日の参院選で当選した。政党全体に7議席が配分され、その中で個人名票が最多だったことが当選につながった。
Q4:蓮舫は2026年現在も参議院議員?
はい。2026年10月27日現在の参議院公式議員情報にも掲載されており、当選5回の参議院議員として活動している。
Q5:蓮舫の参院選での最多得票は何票?
東京都選挙区で出馬した過去の参院選では、2010年の171万0730票が最多。2025年は全国比例代表で33万9311票余りを獲得した。
Q6:2025年の蓮舫の得票数は2022年より減っている?
数字だけなら減っているが、2022年は東京都選挙区、2025年は全国比例代表なので、単純な支持率の比較にはならない。
【プロの結論】蓮舫の選挙結果から読み解く今後の政治的な焦点
蓮舫氏の選挙結果を時系列で振り返ると、2024年の東京都知事選での敗北と、2025年の参院選での当選は、必ずしも矛盾する結果ではない。
東京都知事選では、小池百合子氏の現職としての実績、石丸伸二氏のネットを活用した選挙戦、無党派層への訴求力が結果を左右した。
一方、2025年の参院選では、全国比例代表という異なる制度のもと、蓮舫氏個人への支持と立憲民主党の組織票が当選を支えた。
今回の一連の選挙結果から読み取れる重要なポイントは3つある。
1. 得票数は選挙制度とセットで評価する。 2024年の128万票と2025年の33万票は、対象となる有権者も投票制度も異なる。
2. 知名度と政策への支持は同じではない。 都知事選の敗北は、知名度だけでは幅広い有権者の支持をまとめられないことを示した。
3. 国政復帰後は議員としての実績が問われる。 2025年の当選は政治活動の再スタートであり、2026年以降は政策形成や国会での成果が評価の中心になる。
2026年11月現在、蓮舫氏は参議院議員5期目として国会で活動している。
2024年の落選だけを見て政治家としての評価を決めるのも、2025年の当選だけを見て復活を全面的に評価するのも早い。
今後注目すべきなのは、選挙で示された支持を、国会での政策提案や具体的な政治成果にどこまで結びつけられるかという点だ。
主な資料:東京都選挙管理委員会の2024年東京都知事選開票結果、参議院公式議員プロフィール、立憲民主党公式議員紹介、TBS NEWS DIGの2025年参院選開票結果、神戸新聞の国政復帰に関する報道、明治大学政治経済学部・井田正道教授「2024年東京都知事選の分析」。 (あわせて読みたい:石原さとみの昔がかわいい!デビュー当時から現在までの顔・髪型・出演作の変化を徹底解説【2026年最新】) (出典: 蓮舫 選挙 結果(Yahoo!ニュース))